- 2025年1月21日
- 更新日:2025年1月21日
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ABS樹脂とは?特徴や加工方法を解説!
こんにちは!
前回のブログ記事では、特性別の切削樹脂材料の選定についてご紹介させて頂きましたが
いかがでしたか?
弊社も樹脂加工には自信がありますので、材料の選定から加工までぜひぜひご相談くださいね!
さて、今回はとある樹脂についてご紹介させて頂こうと思います。
今回選ばれたのは、、「ABS樹脂」です!
我々の生活にかなりなじみのある材料になりますので、早速見ていきましょう!
①ABS樹脂とは??
初めにABS樹脂とは「アクリロニトリル」「ブタジエン」「スチレン」の3種類のモノマーから構成される熱可塑性樹脂です。
我々の身近なところで言えば、自動車の内装部品や日用雑貨、エアコンや健康機器などの家電製品の部品として多く使用されています。
②ABS樹脂の特徴
幅広い分野で使用されているということは、特長も様々、、
どのような特徴がある樹脂か見ていきましょう!
- 耐熱性(70℃程度)
- 耐衝撃(ブタジエンの弾性効果)
- 二次加工の容易さ(メッキなどの表面処理が容易、素材そのもので高い外観性)
- PCやPBT樹脂などと比較しても安価、量産性に優れる
- 「帯電防止グレード」「透明グレード」「難燃グレード」など用途に応じて様々なグレードがある
かなり量産性に優れた樹脂ということが分かりますね!
ただ、一方で他樹脂と比較した際に太陽光による紫外線への耐性が低く、有機溶剤などへの耐薬品性が低いなどの特徴もございますので、用途に応じてご選定いただければ幸いです。
③当社の加工法
簡単にABS樹脂についてご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
このブログをご覧になられている方の中にもABS樹脂を使用してモノづくりをする際に「この条件だとどの工法が一番効率的なのかな?」「加工方法の選択肢を広げたい、、」と
思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか??
そこで最後に少しだけPRさせてください!
株式会社ニッシリでは下記工法を取り揃えて最適な加工法をご提案させていただきます。
- 3Dプリンタ/光造形(ライク材)
- 切削
- 真空注型(ライク材)
- カセット金型/量産金型
- エポモールド
中でもブロック材の切削加工では、ABS樹脂の弱みであった耐薬品性を活かして、分割製作のパーツを溶剤で溶かして貼り合わせることも可能です。
また、弊社独自の工法「エポモールド」では量産のペレット材で1ヶから成形品を作ることができるのでイニシャル/納期を抑えられます。(帯電防止グレードのABSで成形実績もございます)
今回は、ABS樹脂の特徴や加工方法について解説させていただきました。
さらに詳しく知りたい方は弊社へお問い合わせください。お待ちしております。
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