- 2021年12月16日
- 更新日:2024年4月5日
金属3Dプリンター承っております!
こんにちは!
皆さん、「3Dプリンター」はご存知でしょうか。
近年「樹脂」材料を造形できる3Dプリンターの技術が大きく進歩してきました。
従来存在した「光造形」よりも材料の耐熱性や強度のスペックがアップし、樹脂切削品と同様に、試作の検証に使用できるほどになりました。このように「樹脂」部品は進歩していますが、「金属」部品では高い費用をかけて試作モデルを作るしかないのでしょうか、、
そんなことはありません!!近年、技術の発達により、「金属」材料でも3Dプリンターを使用して低コスト・短納期で部品を作れるようになりました。
主な造形条件
造形サイズ
140(W)×140(D)×100(H)mm
材料
[1]ステンレス鋼材
■17-4PH (SUS630相当材)
■SUS316L
[2]アルミニウム合金材
■AlSi12 (ADC1相当材)
[3]銅合金材
■MA-CCR25L (熱伝導率95.5%)
[4]鉄系材
■マルエージング鋼 (1.2709)【造形時の要注意ポイント】
- 一定の角度がある形状の造形については、「サポート」が必要です。
この「サポート」は二次加工(切削加工)によって除去します。 - 寸法精度は±0.2 程度です。高精度が必要な箇所は、二次加工(切削加工)によって仕上げます。
- 二次加工が必要な部分が多いほど、費用はアップ致します。二次加工を見据えた設計のご提案でご希望の寸法精度の再現に努めます。
- 表面はショットブラストで仕上げをいたします。切削箇所はRa3.4~6.3の並み仕上げとなります。表面処理が必要な場合は別途ご相談ください。
- 5軸加工機等の切削加工で対応可能な形状であれば、切削加工でのご提案も可能です。
金属3Dプリンターのメリット
造形用の粉末材料は切削加工で使用する材料と比較すると約10倍の価格差があり、費用的には切削加工の方が安価になる事が多いです。
以上のことから、
切削加工では成り立たない形状や、切削では複数部品の溶接が必要な形状に向いている加工方法であると言えます。材料の価格や一度の造形にかかる時間や数量の関係で、大量生産には向きません。
数量が必要な場合には、MIM成形やロストワックスといった代替工法がございますので、
そちらにてご提案させていただきます。
難形状の原理試作などでは「金属3Dプリンター」が力を発揮いたします。3Dデータさえあれば部品の製作が可能です!
ぜひお気軽にお問い合わせください!
“加工のすすめ”とは?
株式会社ニッシリが運営する加工技術のご提案サイトです。
当社が70年間で培った製品知識や加工技術を元に、お客様の加工のご要望に寄り添います。『素材の試作や小ロット量産をしたい』『コストカットをしたい』『企画段階からサポートしてほしい』など、様々なご要望に対応させていただきます。- 一定の角度がある形状の造形については、「サポート」が必要です。
ブログBLOG