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  • 2023年3月23日
  • 更新日:2025年6月29日
  • プラスチック部品の複製ができます!

こんにちは!

早速ですが、手元にあるプラスチック部品を複製したい!

と思ったことはありますか?

単純にもう一つ部品が欲しい時や、貴重な部品の修理パーツを確保したい、なんて時もあるかもしれません。
今回の記事ではそんな時に活躍する真空注型についてご紹介します。

真空注型とは?

真空注型については以前にもブログでご紹介しましたが、

小難しい内容になっているので簡単に説明すると、シリコーンを使って型取りし、そこにプラスチックを流し込んで複製品を作る工法です。

ホームセンターなどでレジンクラフトや型取り用のキットが販売されているのを見たことがあるかもしれませんが、それをより工業的にしたようなイメージの加工方法です。

それでは、真空注型が複製品に向いている理由をご説明します!

真空注型のメリット

  • 図面が無くてもOK! 今ある部品を型取りして複製するので、図面やデータは一切不要です。
  • シリコーンの転写力がすごい! シリコーンは流動性が高いので、微細な凹凸まで精密に転写できます。木目や石の表面の凹凸はもちろんですが、たとえば手を複製すると指紋まで再現が可能です。
  • 色の調整ができる! プラスチックに着色料を混ぜて、色を付けることができます。もちろん、表面への塗装・印刷も可能です。

真空注型の複製品

真空注型の実力をお伝えするために、以前製作した巻貝の複製品をご紹介します。

巻き貝の注型品

写真の左が本物の巻貝で、右が複製品です。
シリコーンの転写力の高さにより、表面の細かい凹凸まで再現されています。

製作風景の動画もあるので、ぜひご覧ください。
(脱型の部分を見れば分かりますが、なんと、巻貝の内側まで再現されています!) //www.youtube.com/embed/co87CMoOFQw

真空注型は難しい図面やデータが不要な工法です。

ぜひともお気軽にお問い合わせください!


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