- 2023年7月20日
- 更新日:2024年4月5日
詳しく解説!金属加工の方法
こんにちは!
今回は我々の生活に欠かせない、多岐に渡る分野で使用されている「金属」の加工についてご紹介いたします。
当社はシリコーンの専門商社でありながら、モノづくりにも注力しております。
その中で、実は金属加工も得意としているのです。
取り扱い可能な材質はステンレス/鉄/アルミニウム/チタンなどなど…
金属を使用した加工でモノづくりをしたい方はぜひご参考ください!①切削加工
切削とは、刃物状の工具を使用し、金属のかたまりを削り出す事で成形する加工法です。
加工方法は様々ですが、ここでは「フライス加工」と「旋盤加工」についてご説明いたします。フライス加工:加工対象を固定し、回転する工具を当てて加工します。
旋盤加工:加工対象を回転させ、工具を当てて加工します。シャフトやフランジなど円筒形の製品に向いています。
切削はイニシャル費用がほとんどかからないため、試作や少量生産に適しています。
ただし、大量生産不得意なため、目的に応じてご活用ください。②アルミダイカスト
アルミダイカストとは、アルミニウムなどの溶融金属を精密金型の中に充填して成形する加工法です。我々の生活に密に接する自動車関係や家電などに使用されています。
金型作成によりイニシャルコストはかかりますが、金型を使用することで、複雑な形状でも安価に大量生産可能、高い寸法精度が得られるなどのメリットがございます。
成形品に表面処理を施すことで、更なる強度を得ることもできます。用途に応じた加工方法の選定が可能です!
③板金加工
板金加工とは、薄い金属の板を切ったり曲げたりする加工法です。
自動車のボディーやテレビやパソコンなどの電子機器、建築物など我々の身近な製品にも使われています。これを聞いて親近感が湧いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
加工方法は様々ですが、基本的には以下の方法で製品を作っていきます。抜き:レーザーやプレス機械を用いて板金を切断する
曲げ:板金を曲げて加工する
絞り:板金に圧力をかけて継ぎ目のない角形や錘形を形取る
溶接:熱や圧力を加えて板金同士や他金属材料と結合させる板金加工は材質や形状によって最適な加工方法を選定することで、様々なサイズや複雑な製品の加工が可能です。ぜひご活用ください!
④二次加工
切削や板金加工に加えて、当社では金属の性質を変える(硬さをあげる/錆びにくくする/見栄えをよくしたりするetc.)の二次加工も対応可能です。
様々な加工法がございますが、今回はその中でも一部抜粋してご紹介させていただきます!メッキ処理:対象物の表面に金属の薄い膜をコーティングすることで、強度や見栄えを良くする
アルマイト処理:他の金属と比較しても柔らかい傾向のあるアルミニウムの表面を酸化させて皮膜を形成する対摩耗や絶縁性を向上できる
焼き入れ/焼き戻し:熱を加えて急速に冷却する事で金属の硬度を高める熱処理
など…+αで用途に合った特性を付与して、ご提案いたします。
ご質問やご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
“加工のすすめ”とは?
株式会社ニッシリが運営する加工技術のご提案サイトです。
当社が70年間で培った製品知識や加工技術を元に、お客様の加工のご要望に寄り添います。『素材の試作や小ロット量産をしたい』『コストカットをしたい』『企画段階からサポートしてほしい』など、様々なご要望に対応させていただきます。
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