- 2021年9月6日
- 更新日:2024年4月5日
バイオプラスチック解説
こんにちは。
いつも加工のすすめブログを読んで頂きありがとうございます。
何だかかっこいいタイトルですよね。「バイオプラスチック」聞いたことはありますか?
という訳で、今回はいつもとは趣向を変えて材料に関してお話しようと思います。
ものづくりの意識が少し変わるかもしれませんよ。はじめに
私たちの回りにはプラスチック製品(便宜上、樹脂とプラスチックの違いは割愛します)であふれていますよね。
今あなたが見ているパソコンやスマホにもふんだんに使われています。
これらのプラスチックは役目を終えた後、どうなると思いますか?バイオプラスチックの背景
世界で1950年以降に生産されたプラスチックは83億トンを超え、そのうち63億トンがゴミとして廃棄されているそうです。そのうちリサイクルされているのは9%にすぎません。
回収されたプラスチックごみの79%が埋め立て、あるいは海洋等へ投棄されています。
このままいくと2050年までに120億トン以上のプラスチックが埋め立て、自然投棄されるということになります。
なかなか恐ろしい事態ですよね。世界中で大問題です。大きく見すぎましたね。次は細かく見てみましょう。
プラスチックは焼却処分しない限りは分解されずに自然環境下で微細化が進行し、目視出来ないサイズになっていきます。マイクロプラスチックというそうです。2015年に東京湾で採れたカタクチイワシの8割の消化管からポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)が出てきたそうです…。
私たちの体内にも入っているかもですよね…。各国、各企業も危機感を持っており、某大人気ハンバーガー屋さんがトレーをリサイクル樹脂にしたり、某大人気コーヒー店のストローが紙になったりしてますよね?
日本でもレジ袋が減ったりしています。バイオマスプラスチックとは?
それではタイトルに戻りましょう。
バイオプラスチックとは「生分解プラスチック」と「バイオマスプラスチック」の総称です。「生分解プラスチック」とは通常のプラスチックと同様に使用でき、使用後は自然界に存在する微生物の働きで、最終的に水と二酸化炭素に分解され自然界へと循環するプラスチックです。
「バイオマスプラスチック」とは再生可能なバイオマス資源を原料に、化学的または生物学的に合成することで得られるプラスチックです。
平たく言うと自然に優しいプラスチックです。私たちにできること
加工のすすめチームはもちろん、加工のすすめ運営企業である株式会社ニッシリもバイオマスプラスチックの拡販活動を行っています。
バイオマスプラスチックを使用した製品やノベルティの製作も行っております。環境型ものづくりのご相談もお気軽に申しつけください!
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